「賢い」とは何か。
PhilosophyNotes
Category:Kamizawa's Notes
僕は知性に大きな劣等感がある。 具体的には、S君に対して、である。
彼に対するコンプレックスが今の僕を作っている、といっても過言ではない。 彼の発言は、エレガントに引用を行い、短い語数の中で核心に迫った笑いを生む。 彼と接する度に私は幾度となく、無慈悲の咆哮を受ける。 頭の回転の速さ、予測不能な展開を見せる話の構成力、常に新しいものを創造する飽くなき好奇心、どれをとっても一級品で僕などが敵う相手ではない。 そのような彼と私の違いは何なのか、これを研究しようと考え、知性改善論に取り組んだ
最初はルネ・デカルトに影響されるところが大きかった。 我々、人間が順序さえ辿ればいかなる人間でも知性を働かせることによって正しい結論を導ける、という姿勢に大きな活路を見出したからである。 ただデカルトの思索は、あるところで機械的で論理的にも関わらず、あるところで人間的で感情的なものであった。 そして、直観的に正しいことを何とか伝えたいときに彼は神を使った。
私は神という概念があまりに理解できなかったために、神以外を軸に添えたような思索を求めるようになった。 そしてニーチェに辿り着き、これまで当然のように存在を疑わなかった真理そのものについて考察する必要があるのではないかと考えるようになった。
最近では、スピノザの機械的に見えて柔軟性のあるものの見方に感心している。 彼も知性改善論をテーマに著作を行っているので、彼に対する研究を深めたい。
自著
参考文献